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社長が会社をより良くするために毎月見るべき数字は5つ|全部見なくても経営は変わります

オフィスココノカ

「忙しくて試算表なんて見ていられない」
「経理担当者や会計事務所に任せているから、なんとなく大丈夫だと思っている」
「売上は順調なのに、なぜかお金が残らない」

このように感じている社長は少なくありません。

中小企業の社長は、営業・現場・採用・資金繰り・人の悩みなど、毎日たくさんの判断をしています。
その中で、数字の細かい確認まで手が回らないのは自然なことです。

しかし、会社をより良くしていくためには数字をまったく見ないまま経営するのは少し危険です。

とはいえ、会計資料のすべてを細かく見る必要はありません。
社長が毎月見るべき数字は、まず 5つだけ で十分です。

今回は、忙しい社長でも確認しやすく会社の見え方が変わる「毎月見るべき数字5つ」を分かりやすく解説します。

なぜ社長が数字を見る必要があるのか

「数字は会計事務所や経理担当者の仕事」

そう思われている方もいるかもしれません。

もちろん、入力や集計などの実務は経理担当者や会計事務所が担うことが多いでしょう。

ただし、数字をもとに判断するのは社長の役割です。

たとえば、

  • 今、人を採用してよいのか
  • 設備投資をしてよいのか
  • 広告費を増やしてよいのか
  • 今月は支出を控えるべきか

こうした判断には、感覚だけでなく数字が必要です。

数字を見る習慣がある社長ほど、早く気づき、早く動けます。

① 売上

まず確認したいのは今月の売上です。

売上は損益計算書でも一番上にあり、社長にとっても分かりやすい数字です。

確認するポイントは難しくありません。

  • 先月より増えているか(できれば予算や前年同月とも比較)
  • 売上増減の原因は、単価アップなのか販売数増加なのか
  • 目標に届きそうか

この3点を見るだけでも十分です。

売上が落ちているなら、営業活動の強化や原因確認が必要です。
その際も、周囲との価格差で落ちているのか、単価は良いけれど忙しすぎて数をこなせていないのかで対策は変わります。

逆に伸びているなら、さらに勢いを増すために、人手不足の解消や新しいサービスを考えるタイミングかもしれません。

売上は毎月必ず確認したい基本の数字です。

② 利益

売上が増えていても、利益が出ていなければ安心できません。

よくあるのが、

  • 値引きしすぎて、売上はあるのに利益が少ない
  • 手が回らず外注費が増えている
  • 仕入価格上昇で原価が上がっている
  • 残業代の増加や曖昧な評価制度で売上に関係する人件費が増えている

というケースです。

「忙しいのにお金が残らない会社」は、利益を見落としていることがあります。

毎月、

  • 黒字か赤字か
  • 先月より改善しているか、なぜ改善したのか
  • 利益率は下がっていないか

このあたりを見るだけでも、経営判断は大きく変わります。

売上だけでなく、利益まで見て初めて安心できます。

③ 固定費の中身

見落とされやすいのが固定費です。

固定費とは、売上に関係なく毎月かかる費用のことです。

たとえば、

  • 広告関係の支出
  • 機械などのリース料
  • サブスク契約しているサービス利用料
  • 携帯電話などの通信費
  • 保険料(損害保険・生命保険)
  • 売上に直接関係しない部門の人件費
  • 消耗品費などの継続支出

固定費は、一度増えると簡単には減らせず毎月会社に負担をかけ続けます。

しかも、

  • 使っていないサービス契約
  • 電気や消耗品の無駄遣い
  • 見直していない保険

など、毎月大きく変化しないからこそ気づきにくい支出もあります。

社長が毎月一度確認するだけでも、無駄な固定費は減らしやすくなります。

ただし、固定費を減らしすぎて売上に悪影響が出てしまっては本末転倒です。
バランスを意識することが大切です。

④ 通帳残高

利益が出ていても、通帳残高が増えていなければ安心できません。

会社は利益だけでは動けません。
実際に支払いに使えるお金が必要です。

そのため、

  • 今いくら残っているか
  • 今月はどのくらい資金の増減があるか
  • 手遅れになる前に借入を検討するかどうか

こうした視点が重要です。

黒字でも資金ショートする会社はあります。

逆に、通帳残高をしっかり見ている会社は早めの対策がしやすくなります。

通帳残高は、会社の体力を見る数字です。

⑤ 売掛金入金予定・買掛金支払予定

ここを見ていない会社は意外と多いです。

売掛金は、これから入る予定のお金。
買掛金は、これから出ていく予定のお金です。

つまり、未来のお金の流れです。

確認するポイントは、

  • 売上の請求漏れがないか
  • 今月末に大きな支払いはないか
  • 入金遅れは起きていないか

この3つです。

通帳残高だけを見ても、未来は分かりません。
予定まで見てこそ、本当の資金繰りが見えてきます。

この5つを見るだけでも会社は変わります

社長が数字を見ると言うと、少し面倒に感じるかもしれません。

ですが、今回ご紹介した5つだけなら確認しやすいはずです。

  1. 売上
  2. 利益
  3. 固定費の中身
  4. 通帳残高
  5. 売掛金入金予定・買掛金支払予定

これだけでも、

  • 早めの判断ができる
  • 無駄な支出に気づける
  • 資金繰り不安が減る
  • 感覚経営から抜け出せる

といった変化が起こります。

社長が入力作業まで抱える必要はありません

忙しい社長が、会計ソフト入力まで全部やる必要はありません。

本当に大切なのは、入力作業ではなく最新の数字が見える状態になっていることです。

  • 経理担当者に任せる
  • 外部へ依頼する
  • 会計事務所と連携する

こうした形でも問題ありません。

必要な数字が毎月分かる体制を作ることが重要です。

まとめ

社長が会社をより良くするために、毎月見るべき数字は5つだけです。

  • 売上
  • 利益
  • 固定費の中身
  • 通帳残高
  • 売掛金入金予定・買掛金支払予定

忙しい時間を使って隅々まで見る必要はありません。

この5つを見るだけでも、経営の見え方はかなり変わります。

もし、

  • 毎月の数字がまとまっていない
  • 経理に時間を取られている
  • 何を見ればいいか分からない

このようなお悩みがある場合は、数字が見える仕組みを整えるだけで改善できることも多いです。

忙しい社長こそ、数字を味方につけて会社をより良くしていきましょう。

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